楽したいSGの雑記Blog

コロナ禍で無職してる雑記です。主に読書、家庭菜園、プログラミング、シェアハウス。アニメ・ゲーム・漫画・ラノベもつぶやきます。

某社 エンジニア短期転職コースをおすすめしない理由

久しぶりのブログですが、転職活動がうまく行っていないので愚痴を書きます。
一応、愚痴だけではなく改善提案も少しは含めて書くので心当たりのある会社の社員が見ていたら、なんらか改善をお願いしたいところではある。

 

なお、転職活動がうまく行っていない理由は自分のスペックや前職の退職理由や志望動機等に問題があるといえなくもないが、そのへんをどうにかできるプラス要素を学習の中で手に入れたかったのが本音。

 

スペック:三十代中盤、IT系でコーダーとかオペレーターと業務効率化をしていた。HTMLやCSSVBASQLは一応知識がある。GITも仕事で使っていた。
退職理由:対して明確ではないのだが、会社が傾きかけた際、オリンピック不況を警戒して早めに退職した→コロナで転職活動失敗
志望動機:ここが非常に問題、特にやりたいことはない。営業や接客は適正がないので、なんとかサバイブできる範囲で仕事がしたい。

 

さて本題、とりあえず問題点は3つ

1、コスパが悪い。

2、学習内容があまり転職に役に立たない。

3、そもそもエンジニアの就職口が少ない上に薄給や労働環境が悪い

 

詳しく解説

1、コスパが悪い

費用に対して、卒業時の到達点が低すぎる。
3ヶ月で70万円の受講料である。転職保証や転職サポートも入っているのが、それでも結構高めである。普通のプログラミングスクールが20万〜30万円ということも考えると、転職の部分に40万ぐらいかかっていることなる。転職サポートはありがたいが、dodaなどのエージェントサービス(基本無料)に毛が生えたレベルである。
某社長がよくいう、牛丼屋で500円の牛丼を食べてケチをつけているようなレベルではないのである。

学習内容については、離脱しないことを目標に置いているせいか、到達点があまり高くないと感じた。こってりやるRuby on Rails(以下Rails)以外はProgate以上paiza(有料:月1,000円)より少し詳しいレベルである。卒業時ではpaizaのCレベル問題も怪しい。

また、3ヶ月ということだが、ある程度わかっている人間は2ヶ月程度で終了してしまい、それ以降は質問等ができないという、コースに沿った学習しかできない。また、私はほぼ質問せずに終わってしまったが質問の応答時間が長くかかり、回答レベルもメンターよりけりである。

加えて、70万も出費してしまっているせいで、卒業後の学習にお金を使いたくなくなってしまうという悪い効果もある。
このあたりは2で書く学習内容の見直しを含めてサービスの見直しをお願いしたい。

 

2、学習内容があまり転職に役に立たない。

転職コースと聞いてイメージするのはどんなことだろうか、転職に有利になったり、よければ、少しだけスタート給与を上げてもらえるといったところをイメージするのだが、正直、学習した内容が、業界のニーズに合致していないので、転職で有利にならないし、企業側は学習コストが発生するので、給与も通常スタートだ。自学自習がエンジニアの基本とはいえ、70万円に見合った経験値がほしいところではある。

○言語が微妙

RubyRailsをメインに学ぶのだが、未経験エンジニアの求人でRubyRailsで募集しているところは殆どない。だいたい、JavaPHPJavaScriptである。やる気も高まっている3ヶ月間にこれらを学ぶ意義があるのだろうか?転職サービスで持ってくる求人にもほぼrubyはない。(理由としては、Railsをよく使うスタートアップには未経験を育てている余裕はあまりない。)

汎用性ならJavaでSILVERを取得するぐらいまでやるべきだし(受験料も割と高いので1回までは高い学費の中から賄うとか)、離脱率を抑えたいのであれば、PHPcakePHPで取り組んではどうだろう。

○実務的に使う知識をほぼ学ばない

実務において、AWSやDockerは基本中の基本だと思うのだが、この辺の勉強量が少ない。AWSは最終課題が終わったあとのおまけだし、Dockerに至っては、そんなんあるので興味があったら調べてねというレベルである。
割と面接でこの辺は聞かれるが、実際いじってないとあまり話が噛み合わない。

○実際作成したアプリを見てくれる会社は殆どない

3ヶ月学んだことで何をやるかというと、卒業課題であったり、オリジナルアプリを作成するのだが、正直このあたりを面接で話題にしてくれたのは2社ぐらいしかない。
卒業課題は没個性的すぎるから仕方ないが、ポートフォリオ見てくれる会社は少ない印象。

 

3、そもそもエンジニアの就職口は少ない上に会社によっては薄給や労働環境が悪い

農業や飲食業界で人手不足ってよくいうけど、それって都合のいい人材(安い人材or優秀な人材)がいないって意味で、だから外国人研修生とかを雇ってる。
IT業界もその毛が少しあるのかなーと思っている。業界の半分以上を占めるSESで安いところなんかは、スタート16万(額面)で、EXCEL仕事3年からスタートだし、派遣先が無けりゃ、携帯ショップで働かせるというケースもあるようだ。

正直、若ければ70万かけてスクール通うより、研修制度がしっかりしているSESに未経験で入って経験を積んでから転職すればいい気もする。スタートは安くなるかもしれないが、70万払って16万の仕事に就きたいかと言われれば否である。

また、卒業生でいいところに就職できたという人がいるのであれば、それは授業内容やサービスが良かったからというより、その人の努力やもしくはコミュ力(将来性)などで採用につながったからということだと思う。(極論、受講してなくても合格してた可能性あるよね)

なお、転職できなかった場合に、授業料を全額返金する返金保証があるが、受講中doda(無料)でみれるような転職講座のyoutubeを期限までに見ないだけで保証を外すと脅してくるし、転職活動が始まっても1週間に30件近くのエントリーを求めてくる。正直、1週間に30件もエントリーしようとすると、上に挙げたあまり質のよくないSESなんかにもエントリーをするわけで、こういったところだと、若くて素直そうな人間なら採用しそうではある(外国人研修生的に)。なお、私は一週間に30件応募して、週面接が4件入った段階で、ろくな求人ないことに気づいて、応募数を減らしたので、返金保証は外れた。スクール側も転職できればそれでいいのかなと感じるところである。

 

まとめ

と、長文をくどくど書いてきた。正直、転職がうまくいかないところは自分に原因の大半があるように思うが、とはいえ70万円の対価に見合ったなにかを得られたかというと微妙である。

改善提案をするのであれば、とりあえず、転職に役立つとはなにか?ゴールから逆算して、サービスを考え直してほしい。そしたら、RubyRailsという選択肢にはならないと思うから。とりあえず、今はJavaの資格勉強しながらAWSを勉強中です。

 

補足

他の言語やフレームワークを触っているとRubyRailsは本当に扱いやすいのがわかるので、RubyRailsが使えないと言っているわけではないのであしからず。ただ、未経験者が転職を目的としている70万のコースで教えるのはどうなのって話です。

SESの働き方自体を否定しているわけではありません。一部良くないSESがいるという話で、70万払った末にそういうところに就職させようとするのはどうなんって話です。

そもそも受講前のリサーチが足りないと言われてしまえばそのとおりですね。半年間、転職活動がうまく言ってないので、一旦リセットしたかったというのが受講理由の大きいところ。